永遠の別れ
昨日、2009/2/6 の金曜日は、愛猫ちろの命日となりました。
先週1週間は、何故か仕事が忙しく毎日毎日遅い時間の帰宅、さらに木曜~金曜にかけて私は徹夜で作業という日でした。
昨日の16:00頃、急にどうしても帰宅したくなったんです。
それは、急にだるさと睡魔が襲ってきたため、徹夜作業で疲れていたからだとばかり思ってました。
今にして思えば、「虫の知らせ」と呼ばれるものかも知れません。
帰宅中の電車の中、父から珍しくメールが届きました。
「ちろが死んでしまったよ」
私ははじめ、冗談メールだと思いました。
でも、父は普通の冗談は言うけれど、ちろが死ぬなんていう悪質な冗談を言うような人じゃありません。
それでも、冗談であって欲しかったんです。
だから私は、「うそだー」と返信したのです。
その10分後、今度は妹からメールが送られてきました。
「ちろが死んじゃった」
冗談じゃなかったんだと。本当のことだったんだと、信じざるを得なくなった瞬間でした。
家に着いて、まず私はちろの寝どこを覗きました。
いつも”そこ”にいるはずの場所に、ふわふわの掛物が置いてあり、その下にちろが居るんだとわかりました。
そして、その前には、ちろの好物とお水、そしてお線香があげてありました。
でも、掛物の下を見る気になれなかった。
見てしまったら、ちろが死んだのが決定的になってしまうから、怖かったんです。
もし、私がちろを見なければ、ちろはまた動き出すような気がしていたし、まだ信じたくなかったんです。
私がちろのその姿を見たのは、夜1時を過ぎてから。
家族全員が寝静まってから、そっとちろの傍に行きました。
なんかね、私が呼べば起き上がるような気がしてたんです。
でも、いっくら呼んでも起きてくれないし、いくら触っても動いてくれないんだよ。
私が撫でると、必ずゴロゴロ気持ちよさそうにしてたのに、冷たいまま。
ちろはね、耳だけは異常に温かかったんだけど、その耳さえも冷たかった。
いつも通りの寝ている姿なのに、異常に冷たいちろの体。
私が呼べば返事するはずのちろは、今日は何にも答えてくれない。
今日だけじゃなくて、永遠にちろの声は聞けない。私を視界に入れることもない。
もう、ちろが死んだと認めてしまったら、今度は涙が止まらなかった。
勝手に流れてきて、いつか枯れるだろうと思っていても、止まることがなかった。
ちろとの思い出が尽きることなく溢れてきて、どうして最後に一緒にいることができなかったんだろうという後悔しか出てこない。
ちろは、私が小学生の頃、風邪で学校を休んでいるときに家にきた。
出かけていた母が連れ帰ってきた。あの頃は生まれたてだった。
とてもとても可愛い可愛い子猫。
私は、とても可愛がったけれど、小学生の私と妹がちろは嫌いだったみたい。
あの頃の私達は可愛がり方なんて知らなかったから、ただ捕まえてただぎゅーって抱くしかできなかった。
だから、ちろは私達が近付くといつも逃げた。
あの頃のちろが懐いていたのは母だけだった。
中学生に上がった頃から、ちろは私にも懐いてくれるようになった。
母が言うには、母は飼い主として見ているけれど、ハルのことは友達だと思っているみたい、だそうだ。
私が寝てれば、一緒に寝る。私がテレビを見てれば、私の膝の上で寝る。
いつもいつも一緒にいた。傍にいた。ちろは、いつも私にくっついていた。
余談だけれども、私が旅行で家にいない夜、ちろは玄関で私の帰りを待っているんだそうだ。
母が「お姉ちゃん(ハルのこと)は、今日は帰ってこないのよ?」って話しかけても、振り向いて返事するだけで動かなかったそうだ。
うれしいけれど、悲しくなった話だった。
ちろが家に来てから20年以上の月日が過ぎました。
長かったようで、とても短い時間だったと思います。
まだまだ続くのだと思い込んでいたし、ちろと永遠に別れる日がくるなんて思いもしなかった。
ちろがいるのが当り前の毎日でした。
ちろは、私と一緒にいて幸せだっただろうか?
ちろは、後悔ない一生を過ごせたのだろうか?
さっき、大好きなちろを火葬してきました。
もう、あの姿を見ることすらできません。
ちろ、ちろ、最後に一緒に居れなくてごめんね。
私と一緒にいてくれてありがとう。本当にありがとう。

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